ロト7の鑑定は当たるのか。自分の手法が効かなかった話から書きます

ロト7の鑑定や予想サービスを探している方が読んでいると思います。
先に立場を書きます。私はロト6用の分析ソフトを作っている側の人間です。そのうえで、自分の手法をロト7に当てたら効きませんでした。効かなかった側から、鑑定について書きます。
自分の分析がロト7で効かなかった話
私はロト6の当選口数を数えて、当たったときに何人で分けることになるかを予測する仕組みを作りました。後半639回のホールドアウトで、混みにくい側と混みやすい側に1.82倍の差がついています。
同じ手順をロト7に当てました。
ロト7に当てた結果
統計的に有意だった特徴 … 8つ中1つ
ホールドアウトの差 … 1.08倍(ロト6は1.82倍)
効きませんでした。
理由は別の記事に書きましたが、ロト7は1等が平均0.70人しか出ないためです。1等が0人の回が690回中355回、半分を超えています。混んでいる状態が観測できないので、混み具合を測れない。
自分の手法が通用しなかったので、他人の鑑定を頭から否定する気にはなりません。ただ、当てる側の話なら別の確かめ方があります。
ロト7の当せん番号を5つ検定しました
鑑定が当てられるとしたら、抽せん結果のどこかに規則がなければいけません。完全に公正な乱数から次を読むことはできないからです。
そこで第1回から第690回までを、5つの角度で検定しました。
検定の結果
37個の出現回数に偏りがあるか … p=0.811 偏りなし
ボーナス数字だけ偏っているか … p=0.664 偏りなし
年によって出方が変わっているか(14年ぶん) … p=0.992 差なし
前回の数字を引きずっているか … p=0.672 差なし
直近10回の勢いが効くか … p=0.196 差なし
5つとも偶然の範囲でした。
いちばん出た15番が152回、いちばん出ていない25番が112回。40回の開きがありますが、これは37個を690回引けば普通に生まれる差です。
1等の口数も確かめました。6等の口数から逆算した理論値0.723人に対して、実測0.699人。誤差0.024人です。抽せんは計算どおりに動いていました。
読み取れる規則が見つからない以上、当てる側の鑑定に使える材料もないことになります。
この5つは、抽せんを操作するなら痕跡が残るはずの場所です。逆にいえば、ここに何も出ないからといって不正がないと証明できるわけでもありません。検定でできるのは、痕跡があるかないかを見るところまでです。
鑑定サービスが当てているように見える理由
それでも、当たったという報告は出てきます。嘘とは限りません。
ロト7の5等は4個一致で、確率は約1/93です。10口も買えば、そのうち何回かに1回は当たります。鑑定を受けようが受けまいが当たる頻度ですが、受けた直後に当たれば鑑定のおかげに見える。
天気予報にたとえると分かりやすいと思います。「明日は雨が降るかもしれません」と言えば、降っても降らなくても外れになりません。数字を10通り出せば、そのうち1つがかすることは珍しくない。
もうひとつ、報告する人にも偏りがあります。当たった人は報告し、外れた人は黙る。集まってくるのは当たった話ばかりになります。
これは鑑定に限った話ではなくて、うちの診断でも同じことが起きます。私の作ったもので当たった人がいても、それが実力かどうかは分けて考える必要があります。
4等でも1/1,127なので、100口買えばそれなりの頻度で当たります。ロト7は1口200円なので、100口で2万円。2万円払って4等の10万円前後が来れば、その回だけを見れば大成功に見えます。
的中実績の見せ方には型があります
予想サイトを何本か見て、実績の書き方に共通の形があることに気づきました。
ひとつは母数を書かないことです。「3等的中」とだけ書いてあって、何口買ったうちの1口なのかが分からない。100口買って1口当たったなら、確率どおりです。
もうひとつは下の等級を混ぜることです。5等や6等は誰でもよく当たるので、それを実績に数えると賑やかに見えます。
三つめは後から選ぶことです。10通り出したうち当たった1通りだけを紹介すれば、いつでも的中実績になります。
この3つを避けて書かれた実績なら、私は信じてよいと思います。何口買って、何等が何回、期間はいつからいつまで。それが揃っていれば確率と突き合わせられます。
ロト7で鑑定を頼む前に確かめられること
ロト7を買うこと自体を止める気はありません。私も数字選択式を続けている人間です。
ただ、鑑定に払う前に確かめられることがあります。
ロト7は3回に2回が独り占めでした。当てさえすれば分けずに済む可能性が高く、ロト6と違って分配で損をする心配がほとんどありません。受取額の中央値は5億9,697万円です。
つまりロト7で手を打つ余地は、当たりやすさのほうにしかない。そして当たりやすさは1/10,295,472で、誰が何をしても動きません。
この構造だと、鑑定に払った分だけ確実に減ることになります。
逆にロト6には、動かせる場所が残っていました。当たったときに何人で分けるか。第1181回は2人で5億8,918万円、第230回は167人で181万円。同じ1等で325倍の差です。
ひとつ補足すると、鑑定に払う金額そのものが小さければ、娯楽として割り切る余地はあると思います。毎回数百円で、当たらなくても腹が立たない範囲なら、私は止める理由を持っていません。
気になるのは、月額や高額の個別鑑定です。効く余地がない場所に継続して払うと、その分だけ確実に元手が減っていきます。
まとめ|ロト7の鑑定について
調べて分かったことをまとめます。
ロト7の当せん番号を5つ検定して、偏りは見つかりませんでした。37個の出方も、ボーナス数字も、14年間の変化も、前回との重なりも、直近の勢いも。読み取れる規則がない以上、当てる材料もありません。
私自身の分析もロト7では効きませんでした。8つ中1つしか有意にならず、差は1.08倍。ロト6の1.82倍とは別物です。
的中実績を見るときは、母数と期間と等級の内訳が書いてあるかを確かめてください。3つが揃っていなければ、確率と突き合わせられません。
ロト7は当たれば独り占めできる商品でした。手を打つ場所がないぶん、払うものも少なくて済みます。
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